鎌倉エフエム (神奈川県 鎌倉市)編

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 神奈川県鎌倉市のコミュニティFM放送局「鎌倉エフエム」を訪れました(2020/7/17訪問)。周波数82.8MHz、1994年12月に設立され、開局順位は13位です。

鎌倉市の人口は、2020年7月時点で約17万2千人。いわずと知れた観光地で、多くの寺社仏閣などの歴史遺産や海や山などの豊かな自然に囲まれたまちです。

豊島屋など大きな企業が本拠地を構えていますし、国宝、国指定文化財が216件もあり、年間約1902万人もの観光客が訪れる観光都市としても有名です。

「鎌倉エフエム」のスタジオがあるのは、そんな鎌倉市の長谷駅から徒歩5分ほどの場所で由比ガ浜大通りに面している場所に建っています。白地のモダンな雰囲気の建物がスタジオ兼本社です。

建物, 屋外, 歩道, レンガ が含まれている画像

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由比ガ浜大通りという街道に面しており、近くにはコンビニや、カフェなどがある駅からも離れていない場所に立っていました。住宅街も近いのか、訪問時には自転車や徒歩で買い物などに出かけている地元の方々も多くいらっしゃいました。

「鎌倉エフエム」さんのスタジオ兼本社のこの建物は1階が生放送スタジオ、3階が事務所兼録音スタジオとなっていました。

 少人数で活動するにはちょうどいいくらいの広さであり、階層で分かれていることも区切りがありいいなという印象を受けました。

今回私たちの取材対応をしてくださったのは、代表取締役の須藤さんと技術総括・事務長の北村さんでした。新型コロナウイルスの影響もある中、私たち学生からの取材依頼も快く対応してくださりました。

代表取締役の須藤さんは、(社)日本コミュニティ放送協会理事を務めていた方で、開局当初からのお話も多く聞かせていただきました。設立時には方向性の違いから参加は断っていたらしいのですが、後々倒産寸前の当ラジオ局を立て直すため参加に踏み出したそうです。

開局理由としては、地域活性化のため、町のラジオとしてライフラインの一部分を担うためというのが主な理由だということでした。

しかし、始めは1年もたなかったそうです。青年会議所が設立に乗り出し、市役所の協力や準備会を経て設立したらしいのですが、基盤のスポンサーがなく、資金運営の面などから経営がかなり厳しい状況であったそうです。そこで、須藤さんにもう一度話がきて立て直し運営していったそうです。青年会議所も企業とつながりがあったナショナルスポンサーだったらしいのですが、市役所や学校などのバックアップもとれる基盤となるスポンサーはいた方がいいとアドバイスをいただきました。

「鎌倉エフエム」のアンテナはスタジオから遠い今泉という山の中にあるそうです。昨年の台風災害時の際は、停電になってしまい、それでもラジオは動かさなければならないため、発電機を回し10回近くもスタジオと往復をしながら維持していたそうです。アンテナに関してもスタジオとはなるべく近い方がいいとのアドバイスをいただきました。災害時こそコミュニティFMを頼りにしている人がいるためです。消防や市役所とも連携をし、割込み放送で正確な情報を多くの人に伝えなければならないため、災害時の行動の仕方もマニュアルを作り迅速に動けるようにしておくべきだと学ばせていただきました。

 今回、訪問をさせていただいた際にちょうど生放送をしていたため撮影をさせていただきました。

屋内, 座る, 窓, 椅子 が含まれている画像

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     2人のパーソナリティとミキサーで放送をしていました。

 放送は8:2の割合で録音。収録したものを多く流しているそうですが、生放送も行っており、地域ならではの情報を発信していました。

デスクの上のパソコンと椅子

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録音スタジオも見学させていただきました。多くの機器があり、その維持、修理などにも多くのお金がかかっているそうです。

収支に関してですが、(総収入が1600万円、番組制作費【人件費込み】300万円、維持管理費1100万円、その他200万円【積み立て込み】)企業秘密でありますが、今回は特別にその概要を教えていただきました。積み立てなどは、設備費などで使うため必須だそうです。

「鎌倉エフエム」の関係者は50~60人ほどいるとのことですが、実際は6人ほどで運営をしており、収入はごくわずかであるそうです。しかし、ボランティアに近いとお話しされていましたが、それだけ愛されているラジオなのだなとも感じました。

今回、代表取締の須藤さんと技術総括の北村さんに大変貴重なお話を多く聞かせていただきました。地域貢献をして、より近い視点で運営されている「鎌倉エフエム」は自分たちが目指しているラジオに近いなと感じました。地域の人に愛され、鎌倉の魅力をこれからも伝え続けてほしいと思いました。多くのアドバイスや、快く取材協力をしてくださりほんとにありがたく思います。

KamakuraFM HP https://www.kamakurafm.co.jp/index.html

取材文責 三村直道

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