神奈川エフエムネットワーク(2021年9月12日)

 

今回は神奈川エフエムネットワークの幹事社であるFMヨコハマの加藤さんからお話を聞かせていただきました。(2021/09/12)

 

神奈川エフエムネットワークとは、神奈川県内のFMラジオ17局と神奈川新聞社が大規模災害時にはお互いに情報交換して、放送・報道業務を協力しあうことを目的に結成しています。

 

神奈川エフエムネットワークは2009年に結成され、今では神奈川県内のFMラジオ17局「FMやまと/FM湘南ナパサ/FM BLUE SHONAN/湘南ビーチFM/かわさきFM/Ciao!/鎌倉エフエム/レディオ湘南/エフエム戸塚/宮ヶ瀬レイクサイドエフエム/FM HOT 839/FM Salus/FMカオン/FMヨコハマ/湘南マジックウェイブ/マリンFM/FMおだわら」「神奈川新聞社」が加盟しています。FMヨコハマが幹事社をしています。

 

神奈川エフエムネットワークの結成目的

災害時には、まずリスナーは自分の住んでいる街が今、どうなっているのか、真っ先に気になります。その際、県域の放送局以上に、地元に寄り添った放送をしているコミュニティーエフエム(臨時災害放送局も含む)はとても大きな役目を果たします。ただ、コミュニティーFMの電波の届かない場所にいては、欲しい情報が手に入りません。

そこで神奈川エフエムネットワークは、災害時に各局が相互協力して情報を共有し、リスナーに寄り添って発信することを目的として結成しました。

地元神奈川のエフエム局がラジオの強みを活かし、コミュニティー各局から得た情報をそれぞれが発信して、地元のことが気になるリスナーに安心と安全を届けていきますと語っていました。

全国でも一枚岩で対応できるネットワークは珍しいと言われています。

神奈川エフエムネットワークは二年前からTwitterでも活動しており、土砂災害警報情報や竜巻注意情報などの情報を発信しています。2021年5月の大型連休前には外出自粛に関する知事の緊急メッセージを加盟局で流しました。こうした活動が評価され、電波利用の発展及び情報通信の普及・振興に貢献した団体として、関東総合通信局長賞を受賞しました。

神奈川エフエムネットワークの活動内容は、
①災害時に行政などが発表する被害状況やライフライン状況などを情報交換し、よりきめ細やかな地域情報を発信

②放送機材の破損や人員不足が生じた場合、各局間で連携する

③防災啓蒙を目的に共通の企画を放送

 

活動事例としては、
①年に2回定例会議を開催し、各局の災害対応などを情報交換

②「阪神淡路大震災」、「東日本大震災」、「関東大震災」には、各局共通で神奈川県知事の防災啓蒙のコメントを放送

③2018年、2019年の秋に県立辻堂海浜公園で音楽・ダンス・グルメ・防災をテーマにした「Shonan Autumn Fes」を神奈川エフエムネットワーク参加の一部の局で実行委員会を組織して開催しました。

イベントの際の写真

神奈川新聞社との災害時の協定の内容は

①災害の発生、特に神奈川県内で震度5強以上の地震を観測した場合、地域住民が必要とする情報を的確・迅速に伝達するために、神奈川エフエムネットワークと神奈川新聞社はお互いに情報交換を行う。

②神奈川エフエムネットワークは神奈川新聞社のウエブサイト「カナロコ」に掲載された災害情報を、神奈川新聞社は神奈川エフエムネットワークの各局が行なった電話取材や現地レポートの内容をカナロコ(神奈川新聞のニュースサイト)上に、それぞれクレジット(その写真は誰に著作権があるのか明確になります。)をつけて使用可能とする

③地震以外の災害(台風、大雪など)についても、相互の同意の上、お互いの情報を利用可能とする

この3つが協定内容となっています。

 

大変貴重なお話を多く聞かせていただきました。また多くのアドバイスや、快く取材協力をしてくださりほんとにありがたく思います。

 

 

取材文責 脇谷俊輝

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